1. トップ
  2. 季節の糖尿病食
  3. 春の糖尿病食 「高血圧をとことん知る(2)食事」

季節の糖尿病食

春の糖尿病食

高血圧をとことん知る(2)食事

今回は食事についてお話をします。
高血圧の治療の基本は食事です。高血圧予防も基本は食事となります。
ポイントとしては、

1.塩分に気をつける
食塩(塩化ナトリウム)を摂りすぎると血液中にナトリウムがたまります。
血液中にナトリウムが増えると水分の濃度を調整する腎臓の機能が働いて血液中に水分を蓄えます。
すると体内の循環血流量が増加して血圧が上昇します。

減塩のポイント

  1. 医師に指示された塩分は3食平均にして使いましょう。
  2. 味は重点的につけましょう。
    1日の塩分をどの料理にもまんべんなく使うと味がぼけてしまいます。塩分が無くてもたべられるものはそのままか、ごく少量の塩分で食べ、どれか一品に重点的に塩分を使うと満足感が得られます。特に漬物・鰹節醤油などで重点的に塩分をとってもいいでしょう。
  3. 1日にとることのできる調味料をあらかじめ準備しておくと便利です。
  4. 調味料は塩より醤油・味噌のほうが量的に有利です。
  5. 割り醤油(だし汁で醤油を薄めたもの)で量的に満足させましょう。
  6. 調味料は小皿にとって使いましょう。
    調味料を料理に直接かけて使わずに小皿にとり、料理につけて食べる方が調味料が少量ですみます。
  7. だしの素や化学調味料は使わないようにしましょう。
    天然のだし(鰹節・椎茸・煮干しなど)を利用しましょう。
  8. インスタント食品は控えましょう。
    化学調味料が多く含まれています。
  9. ベーキングパウダー・重曹などが多く含まれているものは控えましょう。
    ナトリウムが含まれています。塩分と同じ働きをします。
    (ホットケーキ・ビスケット・どら焼き・中華そば・市販の煮豆など)
  10. 甘いものは控えましょう。
    和菓子は甘いので塩分がないように思われますが、甘みを強めるために少量の塩が使ってあります。無制限に食べないようにしましょう。
  11. うどん・ラーメンなど麺類は控えましょう。
    麺類はどんぶり一杯5g程度の塩分が含まれています。汁は残すようにしましょう。
  12. 漬物は控えましょう。
  13. ハム・ソーセージなどの練り製品・干物は控えましょう。

減塩の食事をおいしく食べるには

  1. 新鮮な食品(旬の食品)を選びましょう。
    新鮮な野菜・旬の野菜は調味料を使わなくてもおいしく食べられます。
  2. 旨味のある材料を使い、持ち味を生かした料理を楽しみましょう。
    例えば、椎茸・しめじ・松茸などのきのこ類・昆布・若布など海藻類・鰹節などはその食品自体に旨味成分があるため、減塩でもおいしく食べられます。
  3. 香味野菜・種実類などの香りや風味を生かして使いましょう。
    三つ葉・しその葉・葱・セロリなど香味野菜・ゆず・レモンの皮・くるみピーナッツ・胡麻などを料理に使うと旨味を補い風味が増して減塩でもおいしく食べられます。
  4. 酸味を利用しましょう。
    例えば、酢の物など酢を使った料理は塩なしでもおいしく食べられます。酸味も酢だけでなく、レモン・リンゴ・パイナップル・ゆず・トマトなどの酸味を利用するもの良いでしょう。
  5. 焦げ味をつけて風味を増しましょう。
    肉・魚・野菜などを焼いて程よい焦げ味を付けると、香ばしい風味がつき調味料が少なくてもおいしく食べられます。
  6. 油脂類を上手に使いましょう。
    ごま油・大豆油などの植物油やバター・マーガリンなどを使い揚げ物・炒め物・ムニエル・グラタンなどを作ると減塩でもおいしく食べられます。
    レモンを添えて酸味をプラスするとよりおいしく食べられます。
  7. 温度を利用しましょう。「冷たいものは冷たく、熱いものは熱く」
    サラダ・酢の物などはよく冷やして、ピラフ・天ぷらなどは熱いうちに食べると塩分が少なくてもおいしく食べられます。
  8. 塩もみの代わりに
    酢の物などを作るとき、野菜などを食べる大きさに切ってから、熱湯にさっと通します。しんなりと塩もみのようになります。
  9. 汁ものの工夫
    具をたっぷり入れ汁気を少なくすると減塩でもおいしく食べることができます。

【資料】 塩分表(クリックするとPDFファイルでご覧いただけます)


※外食や加工食品のナトリウム量を塩分量に算出する計算式は
  ナトリウム量(g) ×2.54 = 塩分量(g)
  
※ナトリウム量がmgで表示されているときは
  ナトリウム量(mg) × 2.54 ÷ 1000 = 塩分量(g)
  
2.エネルギー量を適正に
高血圧の原因の一つに肥満があることが明らかになっています。
皮下脂肪よりも内臓に脂肪がつく内臓脂肪型肥満の人が体重を減らすと血圧が下がると報告もあります。
肥満を解消すると血圧や脂質異常や尿酸値、血糖値なども適正値に近づく可能性があります。

肥満解消!今年こそ

3.バランス良く食べる 
主食・主菜・副菜が毎食の中にあるようにすることが大事です。
過度の飲酒の習慣は高血圧の原因になるので、適量を決め、週2日の休刊日を作るようにしましょう。

食品交換表を使って!


今回の献立の栄養量
エネルギー量
(Kcal)
たんぱく質
(g)
脂質
(g)
480 18 10
糖質
(g)
食物繊維
(g)
塩分
(g)
78 7 2.0

マーボー豆腐

材料 (2人分)

絹ごし豆腐…160g

鶏挽肉…40g

白ねぎ…80g

しょうが…1/2かけ

にんにく…1/2かけ

ごま油…大さじ1/2

中華スープ…100t

豆板醤…大さじ1/2

酒…小さじ1

砂糖…小さじ1

醤油…小さじ1

片栗粉…大さじ1/2

水…大さじ2


にらと茸のスープ

材料 (2人分)

にら…40g

生しいたけ…2枚

卵…1/2個

人参…20g

中華スープ…300t

こしょう…少々


あえ物

材料 (2人分)

キャベツ…100g

小松菜…100g

からし粉…適宜

酢…小さじ1

砂糖…小さじ1


ごはん

材料 (2人分)

胚芽ご飯…300g


いちご

材料 (2人分)

いちご…6粒